七夕飾りを結び付ける紙縒り(こより)
普段の生活であまり目にすることもないので
実際の使い方って意識したことがないことに気づきます
紙縒り(こより)を使う意味はなんでしょうか?
紙縒り(こより)には結び方に決まりはあるのでしょうか?
今回は、七夕飾りに使われる紙縒りにスポットを当ててみました
紙縒り(こより)は簡単に作ることもできるが100円ショップにも売っているので買った方が早いだけど…
紙縒り(こより)とは字のごとく紙を縒ったもの
もう少し丁寧に説明すると
紙縒り(こより)とは紙を細かく裂いた物を縒り合わせて紐としたものである
主に冊子の綴じ紐や紙を束ねるために使用されていました
紙縒り(こより)は現在日用品雑貨や文房具、手芸などに分類され以外にもあらゆるところで購入可能です
もちろんインターネットでも購入可能ですが実際のところ価格が安く送料が高くついてしまうため近場で探した方が良さそうですね
実際大手100円ショップでも100本入りで売っていますし
手間と時間を考えたら作るよりはるかにお得かもしれません
しかしながらこのように考えることもできます
作ることでより、紙縒りとはどういうものか知ったり
作る過程を楽しむというのであれば作成することも一興でしょう
- 紙縒り(こより)はティッシュペーパーなどの柔らかい紙、少し丈夫なものが良ければ半紙等を使用し作成します
- 用意した紙を1㎝幅程度に割きます
- 端から少しずつ縒っていきましょう
- その際まとまりにくければ少量の水又は糊を水で薄めたもので指先を湿らせながら縒りましょう
- 反対側の端を少し残して完成です
あっという間に紙縒り(こより)を作ることが出来ました
※手を湿らすのにはタオルや雑巾を軽めに絞ったものやスポンジ(メラミンスポンジのように小さいものでもOK)を水に浸したものを使うと水分が程よく調節できます
紙縒り(こより)の付け方、結び方
まずは結ばない方法からお話します
先ほど作成した際に反対側を少し残して完成しましたね
その部分を耳と呼びます
もし両方閉じているものを購入した場合は片方を開いて耳を作ります
【穴に通す】
耳で止まります、耳がなければそのまま素通りしてしまいます
【短冊に貼る】
耳の部分にのりをつけて貼るまたはセロハンテープ等で止めます
いずれにせよ耳の必要性がわかることと思います
短冊に穴があける必要かないので千枚通し等がない場合にこの方法は大変有効です
ではみみを作らずに結ぶ場合です
紙なのできつくなりすぎずゆったりとですが取れないように結びましょう
【紙縒り(こより)を結ぶ】
比較的緩く簡単な結び方です
紙縒り(こより)の代わりに使えそうなものは?
七夕のルーツの一つに、七月のお盆でご先祖様を迎える禊(みそぎ)だったという説があります
ご先祖様を迎えるために、全身を洗い清め、心身ともに浄化しました
その際頭を清らかにして、髪を結ぶのに紙縒り(こより)を使用したのです
白い紙は神様への捧げものでありお供え物の下に敷いたり、やがては細く切ってお祓いで使用するようになりました
その紙を縒って作ったものが紙縒り(こより)なのです
紙縒り(こより)が古くから神への捧げもの清浄を示すものなのです
七夕飾りに紙縒り(こより)が用いられるのは
神聖なものであるからなんですね
昔からの習わしを理解して上で
本来の意味合いとは違いますが紙縒り(こより)以外で飾ることが
決していけないとは限りません
例えば幼稚園等でビニール紐を割いたものを使用していたりしますよね
あれはコスト面や普段から使用しているもので新たに準備の必要がないという他に
雨風に強いということがあげられます子どもの願い事が風に飛ばされては大変です紙でできた紙縒り(こより)よりはるかに頑丈です
華やかさと付けやすさではモールを使われることもしばしばあるようです
あとは各家庭常備されているであろう糸を代用することも可能でしょう
まとめ
いかがでしたか?
いざ使おうと思っても
どのように手に入れようと悩んだり
どうやって使うのが正解なのか…
意外とわかってるつもりで知らないことってありますよね
紙縒り(こより)って意味を知ると意外と奥が深い…
ただの昔の人の知恵ではなかったのですね
紙縒り(こより)の事を知ったうえであなたならではの七夕飾りを楽しんでくださいね
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