お雛様を飾るということと必ず不随してあること
それは
お雛様を片付けるということ
そう、ごく当たり前なことなのですが
飾り付けるのは楽しいけれど
片付けはなんだか面倒くさいと感じる方も少なからずいるのではないでしょうか?
しかしながらお雛様はお子様の成長を祈り
災いから守ってくださる象徴であり
大切に扱うべき贈り物です
埃をしっかり払い来年もまた
美しい状態でお迎えできるよう
きっちりと片付けたいものですね
桃の節句が終わったら天候を考慮し早めにしまいましょう
「お雛様を早く片付けないと婚期が遅れる」
「お雛様をいつまでも出しておくとお嫁に行けなくなる」
なんてことを聞いたことがありますよね?
これは所謂、迷信であるとされています
この迷信は片づけができない人にならないようにとしつけの意味からから生まれたものと言われております
お雛様には女の子の健やかな成長をお祝いするとともに
しっかりと片づけができる人になるよう人としての成長も願われているのですね
とは言え季節のもですしいつまでも出しておくのではなく3月3日のひな祭りであれば3月中旬頃には片付けたいところであります
片付けの際のポイントは天気の良い湿気の少ない日を選ぶことです
なぜなら、お雛様はほぼ一年中しまってありますので
収納の際に湿気が入ってしまうとお雛様が痛む原因になりかねません
大切なお雛様にシミのような黄ばみができたり、カビてしまってはかなしいですよね
雛人形はとても繊細に作られている人形ですので収納する際には晴れた日が適していると言えます
来年また美しい状態でお雛様と出会えるよう
収納の際は天候に配慮しましょう
また収納の際には皮脂による汚れや埃をしっかりと払い丁寧に行いましょう
ただ、どうしても都合で天候に恵まれない時は
除湿機などを活用しなるべく湿気が入らないよう配慮してみてくださいね
飾る前に写真を撮っておくと片付けにとても役立つ
どんな人でも見たものをそのまま把握し覚え続けておくことは難しいのではないでしょうか?
お雛様を飾ってから片付けまで
数週間から1ヵ月前の出来事を忘れるわけがないと自信満々であっても
忘れてしまうこともあります
ですから片付けの為にお雛様の写真を撮ることをお勧めします
現在のお雛様は木箱に収納されていて
その木箱が台座となっていることが多く感じます
(もちろん他の場合もありますが…)
収納場所が木箱であってもその他別の箱であっても
買った状態すなわち
初めてみた時の状態が最も良い収納方法と言えるでしょう
それは、当然購入前の商品を無理やり入れることはないですし
顔や衣服、小物に傷がつかないよう最善の注意が払われている状態だからです
つまり、入っていた状態に戻すことが
最善の保管方法の片付け方であるわけです
購入したお雛様を見てみると気づくのですが
隙間なくきっちりと収められています
このことからもわかるように意外と
適当に入れようとすると入りきらないことでしょう
中の小箱の向きでさえ重要となってくるわけです
そこでどのように入っていたか
考えるより見るが安しと言うわけで
写真に撮っておけばどこに何をを考えなくても片づけがスムーズにできるのです
細かい部分、細工が多いため意外とわかっているようでも
覚えておくのは難しいですし
これでよかった?
と言う疑問なく片付けられるのは大変効率的でもあります
収納方法が記された用紙が入っていればその限りではないですし
紙に書いておくという方法も良いとは思います
ですが実物と照らし合わせるに
写真に勝るものはないと感じます
現像せずとも今はスマホやカメラでいつでも見ることができますから
大変便利になりましたね
どこに保管しておくのが良いのでしょうか?
湿気が比較的に少なく、乾燥しすぎない押し入れ等の上段や天袋が良いといわれますが
天袋とかある住居にお住まいの方ばかりではないと思います
納戸やクローゼットに置く場合には壁の結露に注意を払い、他の衣類や道具をつめ込みすぎず
湿気を溜まりにくくする配慮が必要です
床置きすると埃が溜まったり湿気によるカビの繁殖が懸念されますが
保管場所が他にない場合は細目に埃にならないように目を配らせましょう
また直射日光や冷暖房器具(エアコン、ヒーター)の風が当たる場所は避けなるべく寒暖差のない場所での保管を心がけましょう
いづれにしても
一年間空気の入れ替えがないようなことは避け
定期的に換気しましょう
可能であれば夏が終わった秋ごろ
状態を確認しながら
半日ほど陰干しができれば万全な状態で保管ができることでしょう
1年の多くが保管状態であるお雛様、
1年に1度のお祭りに向けて
繊細なお雛さまを劣化から守れるよう気を付けたいところですね
まとめ
出したものは当然ながら片付けますよね
季節ものは出しっぱなしにしないですよね
ですから、
どのように片付けることがより綺麗に片付き効率的なのか
どうやって片付けることがより綺麗に維持し続けることができるのか
このポイントを覚えておくと良いですね
- 良く晴れた乾燥した日に片付ける
- 皮脂油が付かないように気を付け、埃を丁寧に払う
- 飾る前に写真等で収納状態を写す(記録しておく)
- 埃になりにくい通気の良い場所に保管する
- 直射日光が当たらなく寒暖差のない場所での保管する
きちんと片付けることでいつまでも大切にしたい、その想いはきっとお雛様にも伝わることでしょう
今年もいよいよ桃の節句が近づいてきました
女の子の健やかな成長を美しいお雛様とお祝いしましょう
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