喪服に合わせるストッキングを選ぶとき何デニールのものを選んでいますか?
知っていましたか?
喪服を着る際にはストッキングにもマナーがあるんです。
黒色なら何でも良いと思っていた!!なんてことありませんか?
実は、私も以前は黒なら良いと思っていました。
今回は喪服の時に何デニールのストッキングを選べばよいのか、また色はなぜベージュを避けタイツは好まれないのかも合わせて説明していきますね。
喪服に合わせるストッキングは20デニールが一般的
喪服に合わせるストッキングのポイントは透け感。
この目安としては肌がうっすら透けるくらいと覚えておけば良いでしょう。
礼装用として売られているストッキングでは20デニールのものが多いです。
ただしお店で売られているパッケージされた状態での見た目と実際に履いた時の肌の透け感が想像以上に異なることもありますので購入したら一度試し履きをした方が良いでしょう。また葬儀や法事の席では立ち座りや移動が多く薄手のストッキングはとても伝線しやすいので予備も用意しておくことも大切です。
購入するストッキングにデニールの記載がない時は礼装用と書かれていれば間違いありません。寒い時期にはもう少し厚手のものを選んだりすることもありますので、悩んだら売り場の方に相談するのも良いかもしれません。
喪服のストッキングでベージュを履かない理由
「喪服に合わせるストッキングの色はベージュで良いですか?」
と聞かれたら私もいいえ黒の方が良いでしょうと答えてしまいます。
ですが、実はストッキングの色は黒でもベージュでもどちらでも良いのです。
ただし喪服にベージュのストッキングを履いている人は見かけることがありません。
なぜベージュのストッキングを履かないのかと言うと風潮的に「喪服には黒のストッキング」という意見が多いからです。
お通夜の時は「突然のことでとりあえず急いで駆けつけました」という意味合いから、あえてベージュのストッキングをと言う地域、人もいます。この考えとは別に喪服では肌の露出を控えるということが基本ですので素足が良くないことから、素足に見えるベージュのストッキングは避けるという地域、人もいます。
まだそれほど歴史も古くないですが、現在の喪服は黒一色という考えから喪服には黒が無難と考えるのがよいでしょう。
黒色が良いと考えられている現在の風潮の中であえて目立つベージュのストッキングを履く理由はありませんよね。
喪服にはストッキングでなぜタイツは良くないといわれているのか
喪服はフォーマルな服装ですが、タイツは基本的にカジュアルに分類されます。
ですからフォーマルな服装に合わせてはいけないと言われてきました。
タイツがカジュアル?と疑問に感じるかもしれませんがそれは現在のタイツと昔のタイツとは異なるものだからです。現在タイツと言うとストッキングと素材が変わらず厚さのみが違うだけですよね。一般的には30~40デニール以上のものはタイツと言われています。ここで言うタイツがカジュアルと言うのは中世男性が履いていたタイツ現在もクラッシックバレーなどで用いられるタイプのタイツで、つまりタイツがカジュアルと言うのは現在の製品とは異なると考えて良いでしょう。
寒い地域ではタイツも履いてよいといわれており、タイツが絶対駄目というわけではありません。
透け感が大事とは言え体を冷やして体調を崩しては個人も浮かばれません。
選択は、自分の立場や時季・地域性などで判断されると良いでしょう。
ただし一般的マナーとしては季節に関係なくストッキングであると言うことは覚えておくのが良いですね。
まとめ
喪服に合わせるストッキングは20デニールを選ぶことが良いことがわかりましたね。
また、喪服のストッキングはベージュでも良いが黒を選んだ方が無難な為あえてベージュは履かないこともわかりました。どうしても喪服には黒のストッキングという思い込みのようなイメージが強くベージュは良くないと思われてしまいます。喪服を着るような場所ではあえて目立つことは避けましょう。
そして、喪服のストッキングでタイツは良くないと言われているのは昔のタイツが現在の生地とは異なっていたことが要因です。その為タイツはカジュアルと分類されフォーマルな服装には合わせないとされていましたが、現在ではカジュアルに見えないものを選べば特に気にされていません。
喪服を着る際にはストッキングのマナーを理解し足元まできちんと気を配りたいですね。
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